白神岳(しらかみだけ)は標高1,235mで、世界遺産に登録された青森県の白神山地にあります。
原始の森が見られる白神岳ですが、地理上、激しい天候に見舞われることが多く、それだけに晴天に恵まれた登山者は幸運です。
頂上から望む眺望は素晴らしく、碧い日本海や神秘的な原生林のパノラマは多くの登山者を魅了し続けています。
白神山地は世界最大級のブナ林で動植物の宝庫といわれており、国の天然記念物のクマゲラやイヌワシ、ニホンカモシカなどが生息しています。また、南限・北限の混成地帯となっているため希少な植物など数多くの種類の植物も見ることができます。
ちなみに白神岳は難易度が高く、トレッキングや散策気分では登れないので、防寒などの装備もきちんと用意しましょう。
白神岳の登山ルート
マテ山コース
今では一般的な白神岳登山道となっており、初心者向けに開設されたコースです。登山口から出発し、二股コースとの分岐点からマテ山の山頂に向かいます。マテ山コースは「水筒がいらない」と言われるほど、所々に冷たく美味しい水が湧き出ています。
二股コース
マテ山コースが出来るまで使われた歴史と伝統のあるコースです。
白神川二股から上は尾根の急登が続くため初心者には難しいコースです。
マテ山コースより時間を要すため健脚者向けです。