雲取山は標高2017mの東京都で最高峰の山です。妙法が岳、白岩山とともに三峰山の1つでもあり、日本百名山に選ばれています。
奥多摩と奥秩父の二つの山域に位置し、山頂は東京都と埼玉県の境に一等三角点がありますが、三角点を南に下ったところで山梨県にも接しているので、東京、埼玉、山梨の1都2県に境界にあるともいえます。
山頂からは奥秩父の山々、はるかかなたには富士山や八ヶ岳を望むこともできます。また、山頂のすぐ下にはお花畑もあり、のどかな気分を味わうことができます。
雲取山のおすすめ登山コース
登山コースは埼玉県大滝村の三峯神社からの「三峯コース」、東京都奥多摩町の鴨沢からの「鴨沢コース」、日原からの「大ダワコース」、山梨県の三条の湯からの「三条コース」などがあります。
とくにおすすめなのは、「三条の湯」に一泊して、雲取山を目指すコースです。
「三条の湯」とは、山梨県側の標高1,103mにある良質天然温泉の山小屋。周辺は、樹齢数百年の大木も見られる原生林で新緑・紅葉の美しさは格別です。また、冬の景色も素晴らしく新雪を踏んで雲取山を目指してみましょう。
下山は、石尾根を前方に奥多摩の雄、大岳山、三頭山を見ながら七ツ石山、六ツ石山、鷹ノ巣山を経て氷川へ下るのが8時間の豪快なコースも人気ですが、七ツ石山から鴨沢へ下るなら約6時間のエスケープコース。
雲取山の登山は登山入門者の初宿泊ツアーとしても人気です。