日本百名山の一つに数えられる羅臼岳。標高1,660mで知床半島の最高峰です。

羅臼岳には300種類以上の高山植物が見られ、山頂からは知床連山、東方には国後島、西にはオホーツク海と知床五湖、眼下には羅臼湖と樹海が楽しめます。また、羅臼湖周辺は高層湿原となっており、神秘的な原生の景色が見られます。

山開きは7月上旬と日本で最も遅い時期に行われ、8月まで雪渓が残る場所もある羅臼岳は、3,000m級の山に挑戦するくらいの気持ちで登ることをお勧めします。

羅臼岳の登山ルート

登山シーズンは7月上旬から9月半ば頃までです。7月は残雪が多いため初めて羅臼に登る方にはルートが分かりにくくなります。また、9月になると日が短くなるため注意しましょう。

岩尾別ルート(斜里町側)

斜里町側から登山する岩尾別コースは一般的な登山コースで、特に夏休み以後なら雪渓が比較的少ないのでお勧めです。

大沢と山頂直下の岩登り以外のコースはよく整備されているため登りやすいです。羅臼温泉ルートよりも距離が短く、登山道もしっかりしており、登山口から頂上までの標高差も小さいため楽です。

羅臼温泉ルート(羅臼町側)

羅臼温泉から登るコースは距離が長く、足場の悪い場所が多いため上級者向きです。途中、無料で入浴ができる露天風呂熊ノ湯や町営キャンプ場があるのでベースに最適です。